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マレーシアへのロングステイや仕事で駐在する際、気になるのがお子さんの学習面です。
せっかく海外にいるので、日本人学校ではなく国際的な感覚を身に着けてほしいとインターナショナルスクールを選択肢として考える親御さんも多いと思います。

ただ、正直マレーシアのインターナショナルスクールのシステム、日本のインターナショナルスクールと違う点、など気になるところがあると思います。
そこで、日本のインターナショナルスクールとマレーシアのインターナショナルスクールを比較して、実際のところマレーシアのインターナショナルスクールはどうなのか、みてみましょう!

《進学制度》

日本:幼小中高等部がバラバラな施設が多く、一貫性はありません。しかし、スパンが短いため、インターナショナルスクールから他の学校に移ることが容易にできます。

マレーシア:幼小中高等部が一つのキャンパスに収まっている場合が多いため、一貫したカリキュラムが組むことができます。また、同キャンパス内に上級生や下級生がいるため、上下の関係ができる機会も多いです。

《カリキュラム》

日本:国際バカロレア*(インターナショナル・バカロレア=IB)のカリキュラムを採用している学校が多いです。ハードなカリキュラムなので、達成すると、幅広い分野・国の大学にも進学可能になります。

マレーシア:国際バカロレア*のカリキュラムを採用している学校も増えていますが、英国式のカリキュラムを採用している学校の方が多いです。進学先としては、マレーシア、アメリカ、イギリスが主要な国です。
 
*国際バカロレア-世界共通のカリキュラム。このカリキュラムを達成し、大学入学資格(国際バカロレア資格)を取得すれば、世界各国の有名大学の受験資格を得ることができる。

《国籍数》

日本:日本人に偏る場合が多いです。まれに非日本人割合が90%を超える学校もあります。

マレーシア:ほとんどの学校が20か国以上の国籍の生徒が在籍しています。中には30,40か国以上の学校もあり、国際色豊かな学校が多いのが特徴です。ただ、地域によって、ローカルの生徒が大半を占める場合もあるので、確認が必要です。

《学費》

日本:年間平均200万円の費用+旅行費、スクールバス代、昼食代金など

マレーシア:年間平均100万円+スクールバス代など

《交通》 

日本:交通機関が充実しているため、都心部インターナショナルスクールへは電車通学が可能な場合が多いです。また、郊外でも通学が一般的です。

マレーシア:車での通学、もしくはお住まいのエリアにより、スクールバスで送迎してくれます。郊外の学校は通学が難しいため、寮制度を設けている学校が多いのも特徴です。

《施設》

日本:学校の敷地が狭い学校が多いです。 アクティビティを積極的に行うというよりは、学習をメインにするための施設環境になっています。

マレーシア:広大な敷地に設立されているケースが多いです。郊外だとゴルフ場を完備している学校もあります。スポーツ施設も充実しており、文武両道を掲げている学校が多いです。

《語学》

日本:学校内に日本人が多いことや、学校以外に英語を使う機会があまりないため、伸び悩むケースも少なくないそうです。

マレーシア:英語力は向上するが、日本語力が低下する恐れがあります。。日本に帰る予定がある場合は、家庭での日本語のサポートが必須となります。

日本のインターナショナルスクールとマレーシアのインターナショナルスクールで比較してみると、同じインターナショナルスクールでも違った点が多くあります!
マレーシアでは、教育・生活のコストを抑えることができるので、インターナショナルスクールを選ぶ際には、選択肢の一つに入れてみるのもありかもしれません!