マレーシア統計局は2016年12月の輸出額が前年同月比10.7%増の756億リンギ(約1兆9000

億円)だったと発表した。電気・電子機器製品とパーム関連の農産品の販売が伸びた。世界的

なパーム油価格の上昇などが全体を押し上げた。国・地域別の輸出先で最も多くマレーシア

製品を輸入したのはシンガポールだった。1144億リンギ相当の電気電子機器や光学機器、

科学装置、石油製品を輸入した。中国への輸出は3%減の985億リンギ。中国は09年以降マレ

ーシア最大の貿易相手国で、貿易総額は4.4%増の2410億リンギだった。東南アジア諸国連合

(ASEAN)への輸出は5.4%増の2310億リンギで、全体の29%を占めた。この割合は1993

年以降で最も高く、経済的な協力関係が進展したため、域内貿易の重要性が高まっている

ことがわかる。

提供:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDX10H0A_Q7A210C1FFE000/(日本経済新聞)