マレーシアの首都クアラルンプールで16日、人口の68%を占めるマレー系の市民団体が、

「マレー人の威厳のための集会」と銘打った大規模デモを行いました。デモ隊の一部は

警官隊と衝突して暴動に発展。警察は放水車などを使い鎮圧にあたり、負傷者も出ました。

同国で24%と少数派の中国系の華人は、市中心部で店舗や企業を経営する資産家も多く、

デモ隊による暴力行為を恐れて、多くが臨時休業などの措置をとりました。

マレーシアでは、1969年マレー系と華人系の大規模な民族衝突が発生しているだけに、今回の

デモが民族衝突に発展しないことを願うばかりです。

提供:http://www.sankei.com/world/news/150916/wor1509160055-n1.html(産経ニュース)