自動車の故障修理、けん引サービスを提供しているマレーシア自動車連盟(AAM)の
再生計画が振り出しに戻った。AAMは昨年、護身用催涙スプレーメーカーのストーパ・
インダストリーズ・ホールディングスから買収提案を受け、11月1日に契約を交わしたが、
AAMのトゥンク・ムザファー会長は1月9日、契約破棄を発表。「会員へのサービス提供が
協会の主要責務であり、これを果たすためほかの提携相手を探すことにした」と述べた。
ストーパのアサ・ファン最高経営責任者(CEO)は「発表にびっくりした」と語った。
AAMは乱脈経営がたたり2008年度から赤字続きで、負債総額は約1,400万リンギ
(約3億7,000万円)。18ヵ所あった支店が昨年閉鎖に追い込まれ、現在は7ヵ所のみを
運営している。