三越伊勢丹ホールディングスは17日、マレーシア・クアラルンプール(KL)の「イセタン・
ザ・ジャパン・ストア」にレストラン街(4階)を開業した。出店する5店舗すべてがマレー
シア初進出となった。17日から営業を開始したのは、鶏鍋の「水炊き」をメーンとする総合
和食の「とり田」(福岡県)、とんかつ「和心とんかつ あんず」(同)、すし「すし麻布」
(米ニューヨーク)、東京スタイルの洋食「ザ・トーキョー・レストラン」、焼き肉「トラジ」
(東京都)の5店舗。ジャパン・ストアの主力顧客は地元の華人系だが、ムスリム(イスラム
教徒)の多い国柄に配慮して、とんかつ店以外は豚肉を提供しない方針だ。価格帯は店により
異なるものの、ランチでは25~145リンギ(約640~3,740円)、ディナーでは40~145リン
ギ。5店舗の合計席数は17日開業時で253席となる。営業時間は、午前11時~午後11時まで。