米国のトランプ次期大統領は、

経済外交の司令塔となる「国家通商会議」をホワイトハウス内に新設し、

対中強硬派として知られるカリフォルニア大教授のピーター・ナバロ氏を起用した。

ASEAN内でTPPの一角を占めるマレーシアとブルネイ両国が、

今後さらに米国と距離を置き中国に接近していく可能性がある。

トランプ政権の誕生でASEAN内で拡大を目指していたTPPの基盤は揺らぎ、

ルールに基づく経済秩序づくりの道は遠のく。

提供:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11067180W6A221C1000000/(日本経済新聞)