マレーシア財務省傘下の交通インフラ事業会社プラサラナ・マレーシアと、シンガポールの
公共交通運営大手SMRTは25日、クアラルンプール市内でジョホール州とシンガポールを結ぶ
高速輸送システム(RTS)の建設に関する覚書に調印した。
覚書の締結に先立ち、8月に開催されたジョホール州南部のイスカンダル・マレーシア
(イスカンダル開発地域=IDR)開発に関する
第13回マレーシア・シンガポール合同閣僚級会議(JMCIM)では、
RTSが民間企業に運営権を売却するコンセッション方式を採用することで合意した。
両国がそれぞれ自国の駅などを整備するインフラ管理会社を決めるほか、車両や線路、
運行システムの設計、開発、運営、保守、資金調達を手掛ける運営会社を共同で指名する計画だ。